聖書を学ぶことは、神とキリスト教信仰に関する知識を深めるための、最も重要な活動の一つです。中でも、誰かと共に学ぶことは、交わりや関係構築の要素が加わるので、さらに特別なものとなるでしょう。これは人間形成においても大変重要な役割を果たします。
信仰者ではない方と勉強する。
まだイエスに信頼を置いて居ない方、あるいは信仰を持ち始めたばかりの方と一緒に勉強する場合、イエスに長く従っているイエスの弟子であるあなたが、会話を導く立場となります。会話を導く側は、聖霊の導きによって、新しい信仰者が新しい弟子に変容していくように会話を導くことが重要です。この方法はディスカバリー・バイブル・スタディ(DBS)方式と呼ばれています。すべてを「教えよう」とするのではなく、会話の導き手は、新しい信仰者や信仰者ではない方と一緒に聖句を読みます。会話の導き手は、聖句についての基本的な質問をし、新しい信仰者や信仰者ではない方が、自分が信じていることについて、自分自身で結論を出すことが出来るよう時間を作ります。新しい信仰者や信仰者ではない方と会話の導き手のみんなが、一緒に聖書を学ぶことを通して聖霊に導かれるエキサイティングな経験を楽しむことができます。
以下は、初心者の方や信仰者ではない方と効果的な聖書勉強をするための提案です。
- 彼らに聖句を読んで頂きましょう。
- どんな質問にも答えられるようにしましょう。もし、あなたが答えを知らないなら、その答えについて祈り、勉強して、次の時期に教えてあげられるように努めましょう。
- あなた自身の意見を言うよりも、もっと彼らに自分の意見を述べてもらいましょう。時間配分に気を配りつつ進めて下さい。話の中で聖書について語られるようにすることが大事です。「聖書の勉強」という意識を持ち、進めて行きましょう。
以下は、誰かと聖書の勉強をするときの私の提案です。
- 交代で聖句を読みます。時には2回読むのもよいでしょう。
- その聖句があなたの人生にどのように影響を与えたか、証してください。
クリスチャンであろうと、まだイエス様を信じていない方であろうと、聖書を勉強する時にお勧めする質問を以下に挙げてみました。すべての質問に答えなければならないわけではありません。聖書の勉強中に読んだ聖句に関連するものを3つか4つ選んでください。
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読んだ聖句をあなた自身の単語で再表明してください。
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読んだ聖書箇所を要約してください。
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理解できない、分からない言葉や内容や表現がありましたか?
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どの聖句が心に響きましたか?どのような感動がありましたか?
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(神様|イエス様|聖霊様)のやり方、御性質について、この聖句から読み取れるものはなんですか?
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この聖句は人々の性格や生き方について何と言っていますか。
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避けるべき罪はありますか?
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この御言葉に従うため、あなたが出来る事はなんでしょうか?
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聖霊様はこの情報を誰と共有することを望んでいますか?
以下にコメントして、その方法があなたのためにいいかどうかを教えてください。また、質問がある場合は、お知らせください。
編集者: 山ノ内 あずさ